電子タバコ(VAPE)のリキッド自作について
■リキッド自作の目的はさらなるコストダウン
最近、電子タバコ(VAPE)のリキッドを自作しています。なぜ自作しようとしているかといえば、それは市販のリキッドが高いからです。市販のリキッドって、ショップによって値段はまちまちですが、おおむ以下のような価格帯です。
・10ml ~ 15ml → 1,000円
・30ml → 2,000円
・60ml → 3,000円~4,000円
ちなみに、私は一日で5mlは消費しますから、60mlのものを購入しても12日しか持たない計算になりますし、それが3,000円のものだったとしても1日で250円程度の出費となってしまいます。
この250円程度を高いと思うか、安いと思うか……ですが、普通の紙巻タバコや加熱式タバコ(IQOS、glo、プルームテック)と比べれば安いと思います。しかし、せっかく電子タバコ(VAPE)にしているのだから、さらなるコストダウンを図りたい!と思って自作頑張ってます。
- ■リキッド自作の目的はさらなるコストダウン
- ■リキッドを自作してみよう
- ■リキッドの主成分
- ■リキッドの自作に必要なものは?
- ■PGとVG
- ■香料
- ■メンソール結晶(メンソール味にしたいひとだけ)
- ■注射器やスポイト
- ■自作した場合のコストは?
- ■コストを市販のリキッドと比べてみよう
- ■リキッドの作り方
- ■トッピング
- ■素グリ
- ■市販のリキッドと混ぜる
- ■リキッドの保管
■リキッドを自作してみよう
では、リキッドを自作するうえで必要なものは何でしょうか。答えは市販のリキッドのラベルに記載されています。
市販のリキッドのラベルを見れば、以下の記載がないでしょうか?
PG、VG、香料
そう、たったこれだけなんですよね。リキッドの原材料って。
いや、実にシンプルです。「リキッドの自作なんてよくわからない」とか、「危ないんじゃないか?」と考える人もいるかもしれませんが、大したことはないです。一度作ってみて慣れてしまえば余裕です。
■リキッドの主成分
そもそも、リキッドの主成分は何かというと、、以下の3つですね。
1.植物性グリセリン(VGと呼ばれる)
2.ポリプロピレングリコール(PG)と呼ばれる
3.香料
1.植物性グリセリン(VGと呼ばれる)
グリセリンは、自然界で中性脂肪(トリアシルグリセロール)やリン脂質などの構成成分として広く存在しています。(中略)植物性グリセリンは、生物に含まれる中性脂肪(トリアシルグリセロール)をグリセリンと脂肪酸に加水分解して得られます。(中略)原料として獣脂などが用いられる場合もありますが、ほとんどがパームオイルなどの植物性の油脂が原料として使われています。
出典:
www.medical-cannabis-project.jp
2.ポリプロピレングリコール(PG)と呼ばれる
リキッド主要成分1(含有量 55%程度)
麺やおにぎりなど食料品に添加されたり、化粧品に用いられたりしているものです。
生物への毒性が非常に低く、様々な分野で使用されています。
一部では有害であるという意見もあります。
ちなみに過去に行われた実験では、これを気化させて充満させた室内で長期間サルやネズミを飼育していますが、有害性は認められなかったそうです。
石油化学工業協会/製品安全データシート
引用すると「サルとラットでは気中濃度が飽和状態のプロピレングリコールに12-18ケ月間曝露しても呼吸器系への影響や重篤な毒性影響は誘発されなかった。」とのこと。
しかし、医療用製剤の溶媒としてプロピレングリコールを使用した際、幼児で痙攣、全身性の毒性、
浸透圧異常による障害などがみられたが、大事に至ることはなかったと報告されている。
医療用製剤の溶媒としてプロピレングリコールを使用した際、成人で中枢神経への影響がみられた症例が報告されている。
心配な人や体に合わなかった人は、リキッドを自作するか、non-PGのものを購入しましょう。
3.香料
生活用品に芳香を加えるために使用される物質。天然香料と合成香料とがあり,天然香料には薄荷油,ラベンダー油などの植物性香料と麝香,竜涎香などの動物性香料とがある。合成香料は,天然香料を原料とするものと,コールタール分留物やアセチレンなどから化学的に合成するものとがある。化粧品をはじめ,医薬品,石鹸,清涼飲料,菓子,アイスクリーム,調味料,たばこ,樟脳など日常生活のあらゆる分野で使用されている。
出典:
URL:https://kotobank.jp/word/%E9%A6%99%E6%96%99-63391
■リキッドの自作に必要なものは?
上に挙げた、植物性グリセリン(VG)、ポリプロピレン・グリコール(PG)、香料を原材料とし、それを入れるための容器(ユニコーンボトル)があれば最低限問題ありません。
欲を言えば、スポイトや注射器もあるといいですが、私はそれらを使うのを辞めちゃいました。理由は後述しますが、要は慣れちゃったんですね。目分量というかアバウトに調合するのでも特に問題ないと感じてしまったので使わなくなっただけです。
勿論、あるに越したことはないので、必要に応じて用意するのがいいと思います。
■PGとVG
PG・VGベースリキッドというものです。これはネットで購入しましょう。やはりおすすめはAmazonで購入できるクサノハ化粧品のPG・VGベースリキッドです。
推しのポイントは、
・PGとVGの比率が20:80から80:20に自由に選べる
・330mlという大容量で値段が800円とリーズナブル
凄くないですか?
ちなみに、このPG・VGベースリキッドだけでもちゃんと吸えます。VGって少し甘みがあるんですよね。だから、確かに味気はないけど十分タバコを吸った感じはするんです。
もし、ベースリキッドだけで十分!というのであれば、仮に1日当たり5ml消費するとして、1日のlコストはわずか13円(小数点第一位切り上げ)です。
しかも、Amazonのレビューでもかなりの高評価。
残念ながらこの商品は楽天では売られていないようです。
楽天でもベースリキッドは売られていますが、250mlに対して950円する上に、VG:PGの比率が70:30の一択しか選べないという……
クサノハ化粧品のベースリキッドと比較して勝てる要素がありません。唯一あるとすれば、楽天のベースリキッドは電子タバコで使用されることを前提に作られている、ということだけでしょうね。
■香料
香料の種類には以下の種類があります。
・エッセンス
・フレーバー
・オイル
・製油
・パウダー
ただ、VAPEのリキッドとして使用することを考えれば、フレーバーがおすすめです。そもそも、VAPEのリキッドとして使用されるということは、
①アトマイザーの中に入れられ、高温にさらされる
→ 耐熱性に優れている
②PGに溶かさなければならない
→ PGに溶けやすい
という点を考慮する必要があります。
それらを満たすものがフレーバーというわけです。
フレーバーというのは、食品添加物のことです。その名の通り、飲料、冷菓、デザート、菓子、チューインガム、歯磨き剤・マウスウォッシュ、インスタント・レトルト食品、飼料などに使用されています。
フレーバーの選び方については、以下のサイト情報がためになりました。
T&Mというメーカーのフレーバーを扱ったレビューで、個々のフレーバーの評価がとてもためになります。是非参考にされてください。
出典:ぷぅ日記
■メンソール結晶(メンソール味にしたいひとだけ)
さて、タバコを吸われる方の中にはメンソールが好きな方も多いですよね。私はタバコを吸っていた時はメンソールは嫌いだったのですが、電子タバコ(VAPE)になってからはすっかりメンソール派になってしまいました。
というのも、電子タバコ(VAPE)のリキッドって、基本的に甘いものが多いんですよね。しかも、植物性グリセリン(VG)自体が甘みを帯びているという……
私も、甘いものが嫌いというわけではないのですが、とはいえ甘すぎるものも好きではないので、少しでも甘さを感じないようなものがないか?と考え、メンソールに飛びついた次第です。
メンソールにするにはどうすれば良いのか?
方法は二つあります。
①メンソールリキッド(液体)をベースリキッドに混ぜる
(100mlで2,000~3,000円くらい)
電子タバコ 特大サイズ 国産リキッド XLメンソール100ml 価格:2,592円 |
②メンソール結晶(個体)をベースリキッドに混ぜる
(100gで1,000円くらい)
天然 ハッカ脳 100g メントールクリスタル メントフレッシュ 日本製 ハッカ結晶 メンソール メントール 価格:900円 |
ん?何が違うのか?と思うかもしれません。
①と②の違いは、手間とコストのどっちを取るか?ということです。
コスパがいいのは圧倒的に②ですね。ただ、メンソール結晶をベースリキッドに溶かしきるのは中々面倒です。
さらに、気温によって溶けたはずのメンソール結晶が再び固体化することもあります。
その点、①はコストはかかるものの、ベースリキッドに溶かす手間が無い分楽でいいです。
ちなみに、私はそれでもコスパを取って②を選択しました。おかげで、品質面ではまぁまぁですが、「全部使い切るのに何年かかるんだろう……」というほどメンソール結晶が余ります……
■注射器やスポイト
香料をベースリキッドに混ぜるときに使用します。ベースリキッドの量に比べ、香料の使用量はごく少量です。したがって容量を間違えないようにするために使うわけです。
ただ、これって自作リキッドを大量に作成するのであれば、特に不要だったりします。私は60mlのユニコーンボトルを使って自作リキッドを作成しているので、多少の量の誤差があっても大して気になりません。
また、香料のボトルが一滴一滴でるタイプだったらいりません。
ただ、自作リキッドを少量で沢山の種類を作りたい、とか、香料のボトルが一滴一滴出るタイプじゃなくて、小瓶に入っただけのものだったりするのであれば、持っていてもいいでしょう。
ちなみに
ユニコーンボトルを購入する際は、目盛が入ったものを選ぶといいですよ。目盛が入ったものを買うだけで、スポイトの必要性がさらに下がります。
あと、ユニコーンボトルは最低2本は欲しいところですね。1本洗浄している間にもう一本のほうでリキッドを用意しておけるので。
私は目盛付き60mlのユニコーンボトルを5本セットの物を購入しました。
【アクセサリー】 ユニコーンボトル 60ml 目盛り付き 5本パック 価格:1,296円 |
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■自作した場合のコストは?
【初期投資】
①PG・VGベースリキッド(330ml)……800円
②(メンソールの場合)メンソールリキッド(100ml)……2,500円
③香料(フレーバー)(10ml)……100円~150円
合計:3,400円~3,450円 ※送料等は考慮していません。
これでどの程度持つかというと、計算が難しくなりますが、メンソールリキッドと香料(フレーバー)の消費が緩やかなのに対し、PG・VGベースリキッドがどんどん消費されていく恰好になります。
なので、ここではPG・VGベースリキッドが尽きるまでで計算させていただきます。
一日のリキッド消費量を5mlとした場合、66日(つまり約2か月間)もつ計算になります。
あとは、ベースリキッドを買い足していく感じですね。つまり、初期投資に対し、66日持つのであれば、
1日のコストは
3450円 ÷ 66日 = 53円(小数点1位切り上げ)
という計算になります。そして、PG・VGベースリキッドを買い足していけばいくほどこのコストは下がり続けるでしょう。
■コストを市販のリキッドと比べてみよう
市販のリキッドであれば、大容量(60ml)のものを3,000円で買ったとして、1日のコストは250円程度。
自作リキッドであれば、1日のコストは多く見積もって53円程度。
これは、いかに市販のリキッドが割高なのかを物語っていますね……
■リキッドの作り方
作り方はいたって簡単です。
①ユニコーンボトルを用意する
清潔に気を遣う方は一度アルコール消毒するのもいいでしょう。
方法は、
・100円ショップなどでタッパーを購入
・薬局やネットでアルコールやエタノールを購入
・タッパーにアルコールまたはエタノールを投入
・タッパーにユニコーンボトルを投入
価格:330円 |
ちなみに、アルコール・エタノールの濃度は70%~80%程度が最も殺菌効果が高いのだそうです。なので、その濃度になるように水で薄めるといいでしょう。
②ユニコーンボトルにPG・VGベースリキッドを入れる
③香料を適量垂らす
なお、適量ということで、味が薄かったらもっと入れる、濃かったらPG・VGベースリキッドを足すなどして調整してください。
これで完成です。簡単でしょ?
■トッピング
所謂ニコチンリキッドというものを添加する方法です。
kazutaka19810914.hatenablog.com
ニコチンリキッドはHiLIQさんから手配するのが最も安上がりだと思います。値段は量と、ニコチン濃度、PG/VGの比率次第ですが、私は容量100mlで、ニコチン濃度が100mg/ml、かつ、PG:VG濃度が50:50のものを選ぶようにしています。
何故、上記の濃度を選ぶかというと、ニコチン入りリキッドは国内では販売されておらず、入手するためには海外からの個人輸入という手段をとることになります。
その場合、一度に輸入できる量が決まっています。現状では1回の個人輸入で120mlが限度だったと記憶しています。さらに、海外から送られてくるということで送料が高い。
したがって、できるだけ1度の取引で可能な限り大量に、かつ長持ちさせるのがいいです。
PG:VG濃度の比率を50:50としているのは、汎用性を高めているからですね。
これで送料込みで約2500円程度です。
注意!
ニコチンは毒物指定されていますので、取り扱いには充分気を使ってください。
ニコチンは肌からも吸収されてしまうので、うっかり肌に着いた場合はしっかりと洗い落としてください。
■素グリ
さて、香料やメンソールリキッド、ないしメンソール結晶などをPG・VGベースリキッドに混ぜる話をしてきましたが、香料やメンソールリキッドを入れなかったとしても、PG・VGベースリキッドだけでも十分に吸えたりします。
VGにはほんのりとした甘みがあるので、味が全くないわけではないのです。これにニコチンリキッドを入れてしまえば、それだけで(個人的には)十分楽しめたりするわけですが、一度試してください。これで満足できるのであれば、コストはもっと大幅に下がります。
これぞまさに最高のリキッド代節約といえます!(これ以上の安さは追究できない)
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■市販のリキッドと混ぜる
市販のリキッドにPG・VGベースリキッドを混ぜて使用するというのもアリです。ただ、味は薄くなります。そこをメンソールリキッドなどで味付けしても面白いですね。
電子タバコ(VAPE)の魅力の一つはリキッド同士を混ぜ合わせて自分オリジナルのリキッドが作れるところにもあります。是非トライしてみてください。
■リキッドの保管
リキッドの保管は可能であれば冷蔵庫などの低温で行うのがいいです。
ただ、そこまで神経質になることもありません。PGには殺菌効果がありますから、早々悪くなるというものでもありません。
ただ、できるだけ日の当たらない場所に保管するということは心掛けるといいと思います。