電子タバコ(VAPE)ってなんだ?
最近、iquosやgloといったタバコを吸う人がずいぶんと増えたと感じます。かくいう私もiquosやgloを吸っていた時期があります。
Iquosやgloは加熱式タバコと呼ばれています。ただ、今日紹介したいのは電子タバコ。はて、加熱式タバコと電子タバコって何が違うんだっけ?
そう思う方も多いのではないでしょうか。
■加熱式タバコ
従来の紙巻きタバコのようにタバコの葉を直接燃やさず、タバコの葉に熱を加えてニコチンを含んだ蒸気を発生させるもの。
そのため、タバコの葉をも焼いたときに生じるタールが9割以上減り、人体への悪影響が低減可能と言われています。ニコチン自体も体に有害なのですが、タバコからニコチンを除いたらそもそもタバコを吸う必要はないわけで、タールを取り除いただけでも画期的と言えますね。
電子タバコは従来の紙巻きタバコや加熱式タバコとは違い、そもそもタバコの葉を用いません。リキッドと呼ばれる液体を電子コイルで温めて蒸発させ、気化したものを吸います。
じゃあ、ニコチン含まれてないんじゃないの?と思われた方、半分正解です。国内で購入できるのはニコチンが含まれていないリキッドのみ。ニコチンを含まないリキッドの蒸気からは、タールはおろか、ニコチンさえ含まれておりません。ただのアロマ器具と同じです。
ただ、ニコチンが含まれているリキッドも存在し、海外からの個人輸入という形態ではありますが入手可能です。(後で詳しく入手方法を記載します)
<ポイント>
・電子タバコ(VAPE)はタバコの葉を使わない。
・国内で入手できるリキッドにはタールはおろかニコチンも含まれていない。
■電子タバコは従来の紙巻きタバコや加熱式タバコの代替となりうるのか?
結論から言うと、代替となりえます。
タバコを吸う目的は①ニコチン摂取による快楽を得る、②口元が寂しのを紛らわさせる、といったものがあると考えています。
①については後述のニコチン入りリキッドの説明を待ってほしいですが、ニコチン入りリキッドを手に入れることで可能ですし、②については、リキッドにはフレーバーがついていますし、スロートキックも味まわえるので大丈夫です。特にメンソール系のリキッドはしっかりとしたスロートキックが味わえます。
私がタバコを吸っている理由は①と②の両方だったりします。初め、ニコチンが入っていないリキッドで試してみたのですが、やはり何か物足りない・・・ニコチン入りリキッドを試してみて「これだっ!」となったわけです。
それからというもの、iquosとgloはお蔵行きとなり、電子タバコ(VAPE)一本でスモーキングライフを 満喫しています。
■電子タバコに切り替えるメリットはあるのか?
あります!これがまた素晴らしいメリットでして・・・
その1:経済的メリット
皆さんはタバコにどの程度お金を使っていますか?1日1箱(つまり、20本)吸う人だと、タバコ1箱を450円、1か月を30日と考えた場合、1か月で1万3,500円かかる計算になります。年間だと、16万2,000円になります。結構な額ですよね・・・
電子タバコ(VAPE)の場合どうかというと、初期費用として電子タバコ本体(電子機器)を購入する必要がありますが、5,000円もあれば十分なものが購入できます。
リキッドは、紙巻タバコを1日1箱半(つまり、30本)吸っていた私の場合、1か月の消費量は約60mlです。60mlと言ってもピンとこないと思いますが、値段にすると、ざっと3,000円~4,000円程度でしょうか。
あと、消耗品として、電子機器の中にあるコイルと呼ばれる部品は交換が必要で、2週間に1回程度の頻度で交換が必要です。コイル1個は約500円。つまり、月に1,000円程度です。
ごちゃごちゃ書きましたが、式にまとめると以下の計算になります。
・初期費用(電子タバコの電子機器購入):5,000円
・毎月の出費:リキッド→4,000円、コイル→1,000円 /合計:5,000円
・年間の出費:5,000円+5,000円×12 = 6万5,000円
※ 毎月の出費はリキッドの消費量によります。上記はタバコを毎日1箱吸う方を想定したものです。
従来の紙巻きタバコやiquos、gloと比較して圧倒的な安さです。
また、紙巻きタバコや加熱式タバコは今後も増税されていき、1箱500円を超える日も遠くないでしょう。下手すると1000円くらいになってしまうかもしれません。しかし、電子タバコ(VAPE)のリキッドには税金がかかってないんです。勿論、これから先はわかりませんが、従来のタバコのような課税は難しいでしょうね。なので、経済的メリットは拡大する一方です。
その2:無駄がない
紙巻きタバコも、加熱式タバコも、1本火をつけたら最後まで吸いますよね?ただ、1本全部吸うのは疲れるときや、急いでて全部吸えない時ってありませんか?その場合まだ吸えるのに火を消したりしますよね。これってとってももったいない。非経済的です。
また、紙巻きタバコはタバコを吸っていなくても火をつければどんどん燃えていきます。加熱式タバコは加熱開始したら吸える時間が決まっています。
だから、火をつけたあと、ついうっかりしていると、ほとんど吸ってないのにタバコが燃え尽きていた・・・なんてことありませんか?これもとってももったいない。
電子タバコ(VAPE)の場合、1パフ(1回吸うこと)ごとに吸ったり止めたりできるうえに、機器の電源を入れたままにしていても勝手にリキッドが消費されるということがありません。
なので、リキッドを無駄にするということがないのです。
その3:タバコのにおいがつかない
紙巻きタバコは言わずもがな、加熱式タバコでもタバコのにおいはついてしまいます。加熱式タバコはそれでも匂いが少ないとは思いますが、やはりタバコを吸わない人にはわかります。
ところが、電子タバコはそんなタバコのにおいが一切つきません。そもそも、フルーツやメンソール、コーヒーといった香りのフレーバーがほとんどなので、タバコのにおいは着きようがないんです。タバコ味のフレーバーのものもありますが、所謂タバコのにおいとは全くの別物です。
私はiquosを吸うようになってから自宅の自分の部屋で吸うようになったのですが、iqusoでは吸った直後は家族に気づかれてしまいました。だけど、電子タバコ(VAPE)では家族の誰も私が部屋で吸っているなんて気づきません。また、部屋に匂いが残ってしまうということもありません(というわけで、部屋の中で吸い放題です)。
また、タバコを吸うとどうしても気になるのが口臭・体臭ですが、電子タバコではこれらの心配もありません。なんたって、匂いの元のタールが含まれていないので。私も電子タバコに切り替えてから家族から臭いと言われたことは一度もありません。昔はよく娘から「パパ、タバコ臭い」と言われていたものです・・・もっと早く電子タバコ(VAPE)が発明されていたら、と本当に思います。
その4:吸い殻が出ない
紙巻きタバコにせよ、加熱式タバコにせよ、吸い殻というゴミが出ますよね?だから灰皿は必須なわけですが、電子タバコは吸い殻が出ないので灰皿はいりません。
その5:タールをはじめとするタバコの有害物質がない
リキッドの主成分は①植物性グリセリン(VGと呼ばれる)、②ポリプロピレングリコール(PGと呼ばれる)、③香料の3つです。ほとんど99%は植物性グリセリンとポリプロピレングリコールで占められています。これらは食品添加物や医療品に使われており、人体に害がない物質と言われています。これらを燃やしてもタバコのタールにふくまれる有害物質はありません。人体への影響はまだまだ調査中のようですが、紙巻きタバコや加熱式タバコよりは安全と言えると考えています。
■その6:持ち歩きが楽
紙巻きタバコにせよ、加熱式タバコにせよ、ボックスに入ったタバコを持ち歩きますよね。そして、タバコがなくなればコンビニや自動販売機で買いますよね。まさか、カートンごと持ち歩いている人はいないと思います。
電子タバコの場合、リキッドの消費量は私のように多く吸う人でも1か月に60mlあれば十分だと思いますが、60mlが入る容器って手のひらサイズなんですよね。 私はさらに小さな30ml用のユニコーンボトルを携帯するようにしています。これで半月分です。
また、電子タバコの電子機器をアトマイザーと言いますが、アトマイザーにはあらかじめリキッドを一定容量補充しておくことができます。私が使っているアトマイザーの場合、1日に約2回補充すれば十分です。ちなみに、1回の補充にかかる時間は10秒程度でしょうか。
紙巻タバコや加熱式タバコで、タバコが切れてコンビニに行かなきゃ!ってことが電子タバコでは皆無なんですよね。この差は大きいです。
いかがでしょうか?メリットずくしだと思いませんか?
紙巻きタバコ、加熱式タバコを経験したうえで電子タバコにシフトした私から言わせると、電子タバコに切り替えない理由が見つからないほどです。